わんちゃんの治療

座間動物病院では、
ケガや消化器系の病気、そして皮膚のトラブルなど、
わんちゃんのつらい症状を緩和させながら、しっかり治していきます。

わんちゃんのお悩みについて

ケガ ストレスをできるだけ抑えた治療を

わんちゃんは自分の意志で動物病院に来るわけではありませんし、具合が悪ければフレンドリーなわんちゃんでも怯えることがあるのではと思います。性格や個性はさまざまですので、当院ではできるだけわんちゃんに無用なストレスを与えない診療を心がけています。

無理して治療を行ったことで、わんちゃんの状態が悪くなってしまっては治療した意味がありません。そこで、状態を慎重に見極めて、飼い主さまとしっかりご相談した上で、できるだけストレスのかからない治療を行うようにしています。

皮膚のトラブル

症状
  • かゆがっている
  • いつも同じところを噛んだり、掻いたりしている
  • 皮膚が赤くなっている
  • 皮膚にプツプツがある
  • 毛が抜ける

上のような症状があったら、ほぼ間違いなく皮膚疾患です。アレルギー、感染症、ストレスなど原因は様々ですが、まずはわんちゃんにとって不快な症状を緩和させながら原因を特定するための検査を行い、投薬などの治療をしていきます。重要なのは継続的にしっかり治療を受けること。ちょっと改善したところで治療を中断してしまうと、症状が再び悪化して治りにくくなるケースが多いのです。

肌質に合ったシャンプーやブラッシングなど、普段のケアで症状が軽減される場合があります。特に夏場はシャンプーやブラッシングをこまめにしてあげましょう。

普段からスキンシップを密に取って、皮膚の様子をしっかりチェックして、早期にトラブルを見つけてあげましょう。

アレルギー

最近、わんちゃんの間でもアレルギーによる皮膚疾患が増えています。アレルギーには、特定の食物に反応する食物アレルギー、ノミに対するノミアレルギー、なんらかのアレルゲン(原因物質)によるアトピー性皮膚炎があります。いずれの場合も、アレルギーを起こす原因を検査で調べ、それに関する対策と共に投薬で症状をコントロールします。

感染症

細菌やノミ・マダニなどに感染して起こる膿皮症や疥癬などの感染症があります。かゆみが激しいのが感染症の特徴です。検査して原因を突き止め、投薬で症状を改善させていきます。

ストレス

まれにストレスによって身体をなめたり掻いたりすることで皮膚疾患のような症状が現れることがあります。この場合もストレスをなくすか軽減することで症状の緩和を図ります。ただし、ストレスは検査によってわかるものではないので、見極めが難しいものです。どうしたらなめたり掻いたりといった行為をしなくなるか、飼い主さまとじっくり相談し、症状を緩和させていきます。

消化器系の病気

症状
  • ここ数日、食欲がない
  • 散歩には行くが下痢が続いている
  • 食べたものを吐いてしまう

要注意の目安は、まったく食べない状態が2~3日続いた、あるいは通常に比べて食欲が落ちているという状態が1週間続く場合です。下痢の場合は数日続いたら、嘔吐の場合は何度か続くようなら要注意です。すぐにご相談ください。

食欲不振や下痢、嘔吐はわんちゃんによくある症状です。消化器系の疾病やウイルス感染の可能性が高い症状ですが、実は多くの病気の症状でもあります。そのため、診療では食べ慣れないものを食べたのか、寄生虫がいるのか、消化器以外の内臓疾患なのかなど、原因と治療法を見極める必要があります。

飼い主さまにお話をうかがい、ていねいに触診し、必要に応じて血液検査や駆虫などの対策を行います。それでも症状が改善しない場合には、肝臓、腎臓など多臓器にわたる重病の可能性も視野に入れ、あらためて精密検査を実施します。

嘔吐の原因のひとつには、熱中症もあります。夏場に多い症状ですが、直射日光の当たる室内の場合、季節を問わず熱中症になる場合もあります。重症化するとショック症状を起こすこともありますし、高齢の場合にはリスクが高いので室温管理や水分管理を普段から心がけてあげてください。

また、どんな病気でも早期発見して治療をすればつらい症状を出さずに治る可能性が高いものです。普段から食事量や摂取する水分量などをチェックしておくことで、ちょっとした不調に早く気付いてあげることができます。

 

高齢になったら気をつけたい病気

症状
  • 元気がない
  • 寝てばかりいる
  • 変な歩き方をする
  • 口臭がひどくなった

シニアのわんちゃんは、ホルモンバランス異常を原因とする病気や骨の故障、歯周病などのリスクが高くなります。普段の生活でちょっとしたことに気をつけてあげたり、定期的な検査を受けたりすることで、早期に発見し、症状が軽いうちに進行を止めることができる病気も多いので、10歳以上になったら半年に一度検査を受けると安心です。

 

甲状腺機能低下症

元気がない・寝てばかりいるという場合、加齢によるものもありますが、甲状腺機能低下症が原因となっていることもあります。太りやすくなる、皮膚が黒ずんでくるなどの症状も現れることがありますが、検査をしてみないと見極めが難しいものです。甲状腺機能低下症は、症状が軽いうちに発見して治療すれば、進行を抑えることができます。

変形性骨関節症や股関節形成異常による歩行困難・椎間板ヘルニア

大型犬の歩行困難は、変形性骨関節症や股関節形成異常によるものが多く、歩き方がおかしくなる椎間板ヘルニアは多くの犬種で加齢によってリスクが高まります。ミニチュアダックスやシーズーなどでは若いころから椎間板ヘルニアを発症するケースが珍しくないため注意が必要です。リスクの高い犬種の場合、子犬の頃からフローリングや階段の上り下りを避けるなども有効です。手術が必要な場合には、大学病院と連携した治療や、信頼できるドクターのご紹介を行っています。

歯周病

口臭が気になったり、フードを食べにくそうにしたりしていたら、歯周病の可能性があります。歯周病は進行すると歯が抜けてしまいます。わんちゃんにとって食事は日々の大きな楽しみですし、今までのフードが食べられなくなると栄養面での心配も増えてきます。また、歯周病菌は抵抗力を低下させ、心臓や肝臓などさまざまな内臓の疾患を引き起こすと言われています。口臭が気になったら、健康な歯を守るために歯石除去の治療を受けましょう。あわせて、歯みがき効果のあるおもちゃやおやつ、飼い主さまによる歯みがきケアなども有効です。当院ではわんちゃんの口内ケアについてのご相談も受けています。

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